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(株)帝国データバンク

特販工業が自己破産申請/ハタケンは銀行取引停止

2004/09/29 長野建設新聞

 (株)帝国データバンク松本支店によると、特販工業(株)(松本市笹賀7835、代表・水谷元治)は自己破産申請の準備中で、長野地裁松本支部に今日にも申し立てを行う予定。事後処理は林一樹弁護士(松本市城西2-1-10)に一任されている。

 同社は、昭和63年に設立、防水防腐工事や吹付塗装工事を中心に営業してきたが、抱えていた過去の不良債権や建設市場の低迷により売上は下降線をたどり、今回の事態に至ったとみられる。負債金額はおよそ1億6600万円。

 また、太陽光発電設備工事業者のハタケンエンジニアリング(株)(穂高町穂高7606-4、代表・奥谷芳生)は2回の不渡りを出し、27日に銀行取引停止となった。

 平成7年に設立された同社は、太陽光発電設備設置配線のほか、周辺機器の販売や同発電による交通標識の販売・施工も行っており、穂高町の本店をはじめ支店・営業所を各所に開設してきた。しかし、長引く不況と他社との競合激化により受注が低迷、資金繰りに限界がきたものとみられる。推定の負債額は約2億5000万円。



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