高根町が、今年度に新たな町営住宅として着工を計画する新井上団地建設事業は、本体工事の発注に向け、いよいよ準備作業が最終段階にはいった。荻原正三建築計画研究室(東京都)に委託し急ピッチで進めていた同建築設計業務が先月までに完了、現在、着工に先立つ諸々の手続きをすすめているところ。早ければ今月末にも本体工事が発注となる見通しだ。
同住宅の建設が予定されるのは、同町村山村山北割地内の町有地五、〇三二㎡。ここに、新たな町営住宅(全二〇戸)を整備し、町内における低廉で良好な住環境を提供するもの。
建物は、すべて戸建てで、平家建て八戸、二階建て一二戸が配置される。平家建て、二階建てともに、一戸あたりの延べ床面積に七七㎡程度を確保。全体では一、五五四㎡の規模となる。
また、建物の外観を自然に恵まれた同町の景観にマッチさせ、住む人がぬくもりを感じるように、木造を採用するのが特徴となっている。
なお、同事業費には、昨年度の大型補正で三億五、八〇〇万円余を計上、そのまま今年度に繰り越しが措置されている。