「子どもたちが様々な体験を通して得た『初めての発見!新しい発見!』によって創造性と社会性を育むことができる施設」を基本コンセプトとして、県が上伊那郡南箕輪村の大芝高原に計画する「子ども未来センター(仮称)」の基本構想が十六日まとまった。建設地は、大芝荘や野球場の隣接地で、多目的広場や駐車場(小運動場)のある約八・五haの敷地内。県の十一年度当初予算には、地質調査費と設計コンペ費合わせて一、七七〇万円が計上されており、所管の県社会部青少年家庭課では、基本設計の委託について、七~八月頃をめどに、建物について設計コンペ、展示施設については設計プロポーザル方式で決める方針。基本設計は来春までにまとめあげる考えだ。
「子ども未来センター(仮称)」の基本構想は次の通り。
《施設の基本的な考え方》
【施設の整備方針】
▼科学技術教育の拠点となる施設とする
▼大芝高原に所在する多様な施設と連携をとり、その有効活用を図る。
▼施設の外観、色彩、外部からのアプローチ等が科学や未来を指向したものとする。
【施設の構成と利用対象者】
〔展示部門〕参加・体験型の展示を主とし、身近な自然や事象を糸口にして科学に対する理解が深まる企画を実施する。対象は小学校高学年の児童を中心とするが、幼児から大人まで楽しめるように工夫する。
〔学習部門〕展示部門等で培われた興味や探究心などをさらに深めていく場。主な対象は小学生から高校生までとする。
〔管理・サービス部門〕
〔屋外自然体験部門〕自然観察を実施するほか、屋外遊具等を設置し地域に開放する。幼児から大人までを対象とする。
『展示の基本的な考え方』
地球規模で物事を考え、未来を展望できる子ども、物事の多様性がわかり、他人と協調できる子どもを育むため、宇宙の歴史、地球の歴史、生命の歴史など幅広い分野で体験ができ、わかり易く理解できるよう、展示にストーリー性を持たせる。(テーマとねらい、展示例は別表参照)
『屋内施設及び屋外施設の規模』
【屋内施設】
展示、学習、管理、その他、計九、五〇〇㎡とする。(別表参照)
【屋外施設】
屋外遊具、屋根付きイベント広場、親水池・噴水、駐車場・駐輪場、の計二二、一〇〇㎡とする。(別表参照)
『運営の基本的な考え方』
【運営の基本方針】
〔ひと・活動・ソフトの重視〕
子どもから意見・要望を聞く体制を整備することにより、子どもにも運営に参画してもらう。
〔バリアフリー・ニュージアムの実現〕
幼児から高齢者までの年齢や障害の有無に関係なく誰でも楽しめる施設づくりを行うため、幅広い分野でのバリアフリーを目指した運営を行う。
〔ネットワーク・連携の強化等〕
県教育委員会との連携を図り、社会見学のプログラム、夏季休暇を利用したサイエンス・キャンプ、学校の完全週休二日制に対応した土・日体験プログラムの企画・開発を行うほか、広域観光ルートに位置付け、団体利用や観光客の誘致を図る。
【施設の利用予測】
約三六万人(他県の類似施設の入館者実績と人口から推定)
【展示の更新】
開館後における利用者調査の結果、将来的な経済情勢等も考慮する必要があるため、今後、関係部局と調整の上で考え方を統一していく必要がある。
『運営組織』
【運営主体】
第三セクターへの委託を中心に、今後、具体的に検討を進める。
















