県は、12日午後3時現在の台風22号による県内被害状況をとりまとめた。
それによると、人的被害はなかったものの、住家全壊2棟のほか、国道52号など道路6箇所、崖崩れ6箇所、鉄道不通1箇所などの被災を受けた。
同台風は、強い勢力を保ったまま9日に静岡県の伊豆半島に上陸、静岡から関東地方に大きな被害をもたらした。
県内被害状況は次のとおり。
◇
◆国道52号(身延町手打沢)土砂崩落により在家全壊(1棟1世帯4人)同所で自動車が土砂に押し流され富士川に転落(乗車の4人は無事)
◆市川大門町下大鳥居=土砂崩落(山腹崩壊W50m、H20m)により住家半壊後、全壊(1棟1世帯4人)
◆土砂崩落=(1)身延町手打沢(2)市川大門町下大鳥居(3)市川大門町山家(4)富士吉田市上暮地(5)上野原町四方津(6)身延町下山
◆非住宅=倉庫跡全壊(市川大門町山家)
◆鉄道=◇JR身延線(寄畑~内船)土砂流入により脱線・人的被害無し◇中央本線(甲府発、新宿発)特急運休
◆電力=身延町1700戸停電(電線折損のため)9日10時2分全世帯復旧
◆道路被害=(1)市川大門下部身延線(路肩決壊)(2)三富村村道(路肩決壊)(3)国道52号(身延町手打沢)(4)高下~鰍沢線(増穂町)(5)古関割子線(身延町芝草)法面浸食(6)遅沢静川線(身延町夜子沢)路肩用壁洗掘