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県企業局の霞ヶ浦浄水場改築Ⅱ期、ろ過池とポンプ棟建築は本年度発注へ

2014/09/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 県企業局は霞ヶ浦浄水場(県南水道事務所、土浦市大岩田)の改築Ⅱ期事業で進める、粒状活性炭ろ過池築造工事2件と中間ポンプ棟建築工事について、本年度中に工事発注する方針だ。粒状活性炭ろ過池築造工事はRC造の16池を8池ずつに分けて15カ月で施工。中間ポンプ棟建築工事はRC造地上2階地下1階建ての2池で、工期に18カ月を見込む。

 給水後、47年が経過していることから2004年度より改築Ⅰ期事業に着手し、12年度末までに供用。一方で、霞ヶ浦の水質変化に伴うカビ臭物質や、濃縮し難い汚泥の処理に対応する必要があることから、13年度より排水処理施設などを対象とした改築Ⅱ期事業に着手。㈱日水コン(東京都新宿区)が詳細設計をまとめた。

 工事は、濃縮槽や脱水機、天日乾燥床といった排水処理施設をはじめ、粒状活性炭ろ過池、中間ポンプ棟の改築などを計画。Ⅰ期で改築した浄水施設の西側に、天日乾燥床、粒状活性炭ろ過池、中間ポンプ棟の設置を予定し、反対の東側には脱水機棟、濃縮槽を設置させるほか、排泥池と排水池の電気・機械設備の更新を行う。

 当初は天日乾燥床の一部を先行して着工する予定だったが、脱水機棟の改築を先行して進めている(9月29日開札予定)。

 今後は、粒状活性炭ろ過池築造工事を2件に分けて発注するほか、中間ポンプ棟建築工事を発注する。そのうち粒状活性炭ろ過池築造工事は、RC造からなる16池を8池ずつに分けて15カ月で施工する。1池当たりの施設規模は5・5m×9・8m。

 一方、中間ポンプ棟は、RC造地上2階地下1階建ての2池を建設する。工期には18カ月を設定している。

 なお事業完了は16年度の予定。総事業費は約116億円。

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