千葉市は8日開会の市議会定例会に、一般・特別会計合わせて約27億4500万円の補正予算案を提出する。このうち一般会計の補正額は11億8409万1000円。新たな清掃工場整備に向けて基本計画を作成するとして、債務負担行為を含めて3600万円を計上、本年度と来年度の2か年で作成する。このほか、LED道路照明灯賃借料で限度額6億8000万円余りの債務負担行為を設定するとともに、再生可能エネルギー等導入推進基金事業に7億7300万円余りを計上。基金に7億円、避難所太陽光発電設備設置に7300万円を充てる。
千葉市の清掃工場は現在、北谷津、北、新港の3清掃工場体制だが、1977年に竣工した北谷津清掃工場は老朽化のため2016年度末で廃止し、2清掃工場体制に移行。その後、北清掃工場も26年に稼働から30年を迎え、代替施設が必要になることから、27年度の稼働を目標に新しい清掃工場の検討を行う。
補正予算案の主な内容は次の通り。
《一般会計》
※債務負担行為(追加)
▽一般廃棄物処理施設基本計画作成=期間15年度、限度額1900万円▽LED道路照明灯賃借料=期間15~24年度、限度額6億8681万1000円に消費税を加算した額
【総務費】
▽社会保障・税番号制度対応システム整備費=5100万円。制度開始に対応するための税務システム改修設計委託料
【民生費】
▽高齢者施設開設準備費補助事業=9600万円。広域型特別養護老人ホームを開設する事業者に対し、開設準備費を補助。対象施設2施設▽定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス支援事業=432万円。事業者に対する運営費の補助。対象施設1施設
▽障害者グループホームスプリンクラー設置費補助事業=1246万4000円。対象施設5施設▽福祉総合情報オンラインシステム改修事業=1200万円。県から特別児童扶養手当の受給認定事務が移譲されたことによるシステム改修委託料
▽子どもルーム整備事業=1100万円。①需用費(550万円)②委託料(420万円)③備品購入費(130万円)。新たに小学校4年生を受け入れるため、特別教室等を活用し、高学年用ルームを整備
【衛生費】
▽再生可能エネルギー等導入推進基金事業=7億7308万5000円。①地球環境保全基金積立金(7億円)活用期間14~16年度②太陽光発電設備等設置事業(7308万5000円)委託料860万円、工事費6413万8000円他。対象施設は2施設▽一般廃棄物処理施設基本計画作成事業=1700万円(ほかに債務負担行為1900万円)。安定的にごみ処理を行うため、清掃工場整備に向けた基本計画を14~15年度で作成する。
















