建設レンタル事業などを手がける㈱カナモト(金本寛中代表取締役社長、北海道札幌市中央区大通東3-1-19)と三条市は10日、災害時におけるレンタル機材の供給に関する協定を締結した。三条市役所で催された締結式では、欠席した金本社長があらかじめ押印した協定書に國定勇人が押印。カナモトの岡田誉文レンタル事業部関東信越地区新潟ブロック長と固い握手を交わした。
同協定は、三条市内で地震、風水害、その他の災害が発生した場合や、その恐れがある場合に三条市からの要請によりカナモトが保有するレンタル機材を迅速かつ円滑に供給することを約して締結するもの。
県内の自治体では、新潟県、新発田市、長岡市、糸魚川市、妙高市に続いて今回が6番目の締結となった。
供給可能なレンタル機材は仮設トイレや仮設ユニットハウス、発電機、照明機器、建築機械全般で、機材のレンタル費用は三条市が負担する。
岡田レンタル事業部関東信越地区新潟ブロック長は、「早ければ半日で大半の機材を揃えることが可能。福島、群馬、富山など隣接するエリアからも対応できる」と全国展開する自社の機動力をアピールするとともに、地域に貢献できるよう、一体となって取り組みたいと話す。
同社は全国に約170店舗の事業所を有し、その半数の自治体と災害協定を締結。三条営業所の保有機材は8億円ベースで、新潟県全体では約60億円規模を有している。
【写真=國定市長(左)と岡田新潟ブロック長(右)】