飯山市の足立正則市長は22日に開いた記者会見で、9月29日に開会する9月議会に上程する補正予算案を明らかにした。足立市長は、市長選で示した4分野38項目について「事業化に向けて検討を指示した」を説明。
一般会計の補正額は1億6717万5000円で、総額を170億1492万9000円とする。主な歳出を担当部別にみると、経済部は集中豪雨による農地、農業用施設の災害復旧経費に300万円。飯山駅高架下整備設計委託および県産材を活用した家具製作費等に263万5000円を追加。建設水道部は側溝等修繕および舗装路面修繕工事費1000万円。市道除雪業務委託、残雪排雪重機借上および消雪施設(パイプ)修繕工事費5352万8000円。都市計画道路静間線整備で用地交渉等の進捗による測量業務および道路築造単価上昇分等に係る経費3850万3000円。新幹線飯山駅の観光交流センター2階交流ホールの備品整備に500万円。住宅屋根融雪化等改修補助金に183万4000円を、継続費としてそれぞれ追加。教育部は旧柳沢保育園の除却に436万円、旧外様中学校の除却に842万4000円を計上した。
また、債務負担行為補正では、飯山プラザ建設で2億5000万円を追加する。これは建設資材の高騰や労務費の上昇に対応するもの。
特別および事業会計の補正は、公共下水道で飯山・木島処理区の需要費および委託費に745万円。福祉企業センターで西大滝分場の除却に350万円。水道で新幹線駅周辺整備関連配水管布設工事に920万円をそれぞれ追加する。