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千葉県香取市

千都建築設計を特定/香取市/小見川こども園の設計プロポ

2014/10/15 日刊建設タイムズ

 香取市教育委員会は、小見川認定こども園の設計者を選定するための指名型プロポーザルを実施し、千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3―1―2)を最優秀提案者に特定した。基本・実施設計を行うもので、設計工期は15年7月31日。委託料の上限額は5608万4400円(消費税込み)。設計完了後、15~16年度の2か年で建設。17年4月の開設を目指す。

 プロポーザルは8社を指名し、このうち今月7日に5社でプレゼンテーションを行い、同社を特定した。プロポーザルの名称は「(仮称)香取市小見川認定こども園建設工事設計者選定プロポーザル」。

 認定こども園は、旧小見川文化会館(香取市小見川1585)を解体し、その跡地に整備する。解体工事は来月に一般競争入札により発注する予定で、工事は年度内に完了させる。解体の設計も千都建築設計事務所が担当。解体する建物規模はS造2階建て延べ2829・97㎡。敷地面積は3966・6㎡。

 認定こども園の規模はRC造平屋建て延べ約2500㎡で、一部2階建ても検討。建物は当初2000㎡規模で計画していたが、その後、自園調理とすることになり、調理室約500㎡を追加し、面積が増加した。これに伴い、9月補正予算で設計費1375万8000円を追加。年度内の完了が難しくなったことから5725万円の繰越明許費を設定した。

 同こども園は、小見川地区の小見川幼稚園と小見川中央保育園を再編し、新たに認定子ども園として整備する。利用定員は230人。

 今回の事業は第1期事業として位置づけ、今後、佐原幼稚園と佐原保育所・香取保育所についても認定保育園の整備を目指す。

 なお、旧小見川文化会館は、施設の老朽化から機能を新設した小見川市民センター(いぶき館)に移し、現在は使用されていない。

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