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新駅アクセスに期待へ山麓線バイパス全線開通

2014/10/17 新潟建設新聞

 新潟県は15日、上越市の主要地方道上越新井線(通称山麓線パイパス)の全線開通に先立ち式典を挙行した。当日は村山秀幸上越市長、入村明妙高市長、地権者のほか風間直樹参議院議員らも駆け付けて待望の開通を祝った。

 祝辞で村山市長は「北陸新幹線の開業を控え、新駅のアクセス道路として大きな力を発揮するもの期待し、この道路を活かし観光や産業などさまざまな分野において役立てたい」、入村市長は「この道路が整備され、縦に軸ができた、来春上信越国立公園から「妙高・戸隠」地域を分離することを併せ、観光振興をはじめ地域の活性化に期待している」と喜んだ。

 式典では、開通した山麓線のすぐ西側の位置する黒川小学校のブラスバンドが演奏を披露。テープカット・パレードを行い、開通を祝った。

 山麓線パイパスは国道8号上越市の加賀交差点から国道18号妙高市乙吉交差までの約13kmの区間で、1986年に事業着手し、総事業費約190億をかけて整備を進めてきた。2003年に最終工区である3・4kmの区間に着手。11年4月には700mの部分供用を開始し、このたび残りの2・7kmの区間を開通させた。

 今後、県では上越市黒田交差点から妙高市飛田交差点の暫定2車線道路2・3kmの4車線化、上越市は山麓線から新幹線新駅への通じる市道拡幅整備へ向けて用地買収等を進める。

【写真=新バイパスを背にテープカット】

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