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県立大で施設整備専門部会が初会合

2014/11/08 長野建設新聞

県立大学設立委員会の施設整備専門部会(部会長=上野武千葉大学教授)が7日、都内の都道府県会館で開かれ、石本建築事務所のプロポーザル案をあらためて高く評価したほか、今後のスケジュールなどを確認した。上野部会長は「基本設計で大事なのは、どのような大学にするかということ。2018年4月の開学は大前提になるが、基本設計に少し時間をかけ、コンセプトづくりをしっかりとやっていきたい」と語った。

基本設計は本年8月、設計プロポーザル方式で新県立大が求めている『新たな学習環境における提案』で高い評価を得た石本建築事務所を最適候補者に選定、契約を結んだ。現段階における施設規模は、三輪キャンパス(校舎)約1万6700㎡、後町キャンパス(教育寮)約6400㎡等で全体の予定工事費は約59億5000万円。

整備スケジュールは、来年2月をめどに基本設計をはじめ、3月から実施設計に移る。来年度は、実施設計を進めるとともに、三輪に整備する校舎は埋文調査と幼稚園・体育館の解体工事を行い、年度末の3月から校舎の建設工事に24カ月間の工期で着手する。後町に整備する寮も同様に埋文調査を行い、2016年度下期から建設工事に15カ月間の工期で建設する。

また、会議では新県立大学に設置する言語教育センター、キャリア開発支援センター、生涯学習センター、グローバルビジネス創出センターの概要も示された。

都内で開かれた初会合

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