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国交省13年度、B級工事でC級躍進

2014/11/11 本社配信

 国土交通省の2013年度直轄工事(8地整計・港湾空港除く)で、一般土木のBランク工事(契約予定価格3億円以上7億2000万円未満)の当初契約金額1347億3878万1000円のうち、Cランク企業と契約した額が439億4552万3000円に上っている。

 12年度は866億2923万2000円のうち131億7597万8000円だったことから、13年度はCランク企業がBランク工事で躍進したことがうかがえる。

 逆に13年度のCランク工事(6000万円以上3億円未満)全体6403億7259万2000円のうち、Bランク企業と契約した額は151億206万1000円にとどまった。

 公共工事では一般的に、上位等級工事へ参入することをくい上がり、反対に下位等級工事へ参入することをくい下がりと呼んでいる。

 地方課では、Bランク案件においてCランク企業との契約金額が増えた要因についての分析は行っていない。ただ12年度大型補正予算の執行に際し、分任官工事の契約金額範囲を拡大(土木3億円未満→土木3億9000万未満)した措置などがC級躍進に効いたとみられる。

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