笛吹市などは11月28日、(仮称)笛吹市境川観光交流センター整備事業の説明会を開催した。露天風呂や交流の場を配置する施設は延べ1000㎡。温泉掘削地にはスタンド設置も検討されている。
地元住民ら13人が参加した説明会は土地収用法に基づいて行われたもので、事業場所や施設概要について笛吹市の担当者から説明がなされた。
建設中のごみ処理施設の西側にあたる約8900㎡を敷地として交流センターは計画されており、建物はS造平屋延べ約1000㎡規模を想定。露天を含めた浴室、休憩室、交流の場、学習の場などを配置し、敷地の周囲に緑地を配置するなど環境へ配慮する考え。ごみ焼却により発生する電力を施設で活用し、駐車場は大型バス4台、一般車50台分のスペースを確保。年間3万3000人の利用者を予測している。
また、緑地を含めた全体用地の北側では温泉掘削を行うとして、敷地に約1500㎡を見込み、貯湯施設のほかガス発生の場合は分離装置を備え、温泉スタンド設置も検討材料に盛り込まれている。
施設については11月28日、ごみ処理施設組合から実施設計業務の公告が済んでおり、今月24日の入札を控えている状況。2016年度からの建設を見込み、17年3月の処理場と同時オープンを目標に事業を進める方針だ。
続いて行われた都市計画に基づく境川寺尾緑地の説明では、面積は約4万㎡、緩衝緑地として遊具などを備えた公園や遊歩道などを整備する内容が語られた。
【写真:説明会場に貼られた事業地内配置図。右下に交流センターが整備される】