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群馬県渋川土木事務所

県渋川土木から来年度にも高渋バイパス3期工区に着工

2014/12/13 群馬建設新聞

県渋川土木事務所は、主要地方道高崎渋川線バイパス3期工区の事業概要を明らかにした。L約2600mある3期工区は、河川を越える橋梁を2カ所、渋川市道の架け替え橋を1カ所の計3カ所を新設するほか、茂沢川のL約500m付け替えも予定している。本年度は用地買収を進めており、来年度も継続して促進。順調に進めば、来年度からの着工を目指している。

主要地方道高崎渋川線バイパス3期工区は、同線と主要地方道高崎安中渋川線の接続部から北に走り、渋川街路工区に接続するまでのL約2600mを4車線のW25~27mで整備を計画。

主要構造物としては、午王川を跨ぐ(仮称)午王川橋、渋川市道1-11号線南部幹線をルートとする既存橋梁の架け替え(仮称)新南部橋、茂沢川を越える(仮称)茂沢川橋の3橋を新設する。このほか、茂沢川が3期工区の整備予定地を広域に渡って横断しているため、L約500m区間西側へ付け替える。

(仮称)午王川橋は、L18・1m、W23・5mの単径間プレテンション方式PC単純床版橋。地盤が軟弱なため、φ1000㎜の場所打ち杭(L22・5~27m)を53本設置する。

(仮称)新南部橋はL7・7m、W15・3mの単径間RC単純床版橋で、φ1000㎜の場所打ち杭(L29m)を18本整備する。

(仮称)茂沢川は、L7・6m、W25mの単径間プレテンション方式PC単純床版橋で、φ1000㎜の場所打ち杭(L8~9・5m)を20本設置する。

渋川街路工区では、現道L約460mで幅員を約13mから25mへと拡幅する。主要工事はすでに発注済みとなっており、来春の完成を目指している。

主要地方道高崎渋川線バイパス整備事業は、現道の交通渋滞解消や高崎市と渋川市との連結などを目的としている。計画では高崎市浜尻町の国道17号から北進し、榛東村と吉岡町を通過し、渋川市石原の上信自動車道に接続するまでのL15・1㎞をW25mで整備する。このうち、県渋川土木事務所が担当しているのは、高崎市と榛東村の境界以北のL6・82㎞区間で、高崎市と榛東村の境界からL3・76㎞区間の2期工区は、すでに供用開始済みとなっている。

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