メタウォーター㈱(本社:東京都千代田区、社長・木田友康氏)は、水道機工㈱(本社:東京都世田谷区、社長・佐藤眞理氏)との間で、サイフォン式ろ過濃縮装置ОEМ供給に関する取引基本契約をこのほど締結したことを明らかにした。
同社と水道機工は、昨年3月、国内の官公庁向け上下水道分野と環境分野を対象とした「業務提携契約」を締結し、これまでも同社が保有する「先進的省エネ型下水処理システム:高効率固液分離槽・新型散水ろ床・最終固液分離槽を備えた下水処理システム」の技術供与契約を締結するなど、事業拡大に向けた協業を進めている。今回の締結で両社の協業はさらに加速するとみられる。
サイフォン式ろ過濃縮装置の最大の特長は、自然の力であるサイフォン効果を利用したろ過濃縮方式を採用していること。サイフォン効果を利用することで、省エネルギーで安定的に汚泥を高濃度に濃縮できるほか、維持管理も容易だ。さらに汚泥の高濃度化で後段処理における脱水機の処理能力向上が図られ、脱水設備のコンパクト化を可能にした。