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栃木県塩谷町

金枝団地改築を早ければ11年度内にも着工、実施設計は酒井建築設計

1999/07/30 栃木建設新聞

 塩谷町建設課は町営住宅金枝団地改築工事の発注時期について、内部で調整を進めているが、早ければ年度内にも着工、十二年度内完成を目指すとの整備スケジュールを強めている。実施設計は(株)酒井建築設計事務所(宇都宮市今泉町二一六九)に委託し、今後、建物規模、建物位置等も含め設計の中で詰めていく。全体事業費は四億八千五百万円。今年度は当初予算に住宅建設事業費として一億六千二百六十八万四千円を計上した。

 金枝団地(金枝四六四)は主要地方道宇都宮藤原線をアクセス道路とし、星宮神社の背後に位置した平坦地に建設。神社脇に団地への進入路がある。

 昭和四十九年度(二十戸)、五十二年度(三戸)に建てられた木造平屋建て長屋住宅六棟二十三戸は老朽化が進み、現在の入居は九戸のみ。六棟とも解体し、この跡地に建築する。敷地面積は約五、六七五㎡。

 当初計画では建物規模をRC造三階建て、建築面積約六〇〇㎡、各階八戸で計二十四戸とし、共有部分を含め一戸当たり約七二㎡と試算。敷地に余裕があれば間取りは二LDK、三DKの二タイプ、外構は二十四台分の駐車場、物置等を考慮したいとしている。

 敷地は面積的には十分だが、現況は道路に面して神社を抱える形で、やや変形的な形状。横長の建物で八戸分のほか、どの程度の余裕ができるか微妙なところ。建物前後には余裕があり外構については問題はないとしている。今後、実施設計の中で建物、外構部分の位置、レイアウト、建物内部の間取り、ベランダ、階段室、廊下等の共有部分を含めて詰めていくことにしている。

 当面は本体工事に先立つ解体工事、整地工事などの準備作業に入るが、現段階現段階では、これら工事の発注時期は明確にされていない。



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