群馬県測量設計業協会(冨永伸樹会長)は19日、前橋市のアニバーサリーコートラシーネで本年度後期経営者研修会と2015年賀詞交歓会を盛大に開催した。賀詞交歓会には茂原璋男副知事、佐田玄一郎衆議院議員、小渕優子衆議院議員、山本一太参議院議員、井野俊郎衆議院議員、中沢丈一県議会議員、橋爪洋介県議会議員のほか、県幹部や関連団体代表など多数が駆けつけ新たな1年の始まりを祝った。
冒頭、冨永会長は「国の2015年度予算案が発表され、公共事業費は本年度並みを確保していただいた。3年目を迎えた安倍政権をやや心配していたが、しっかりと対応していただき、希望が見えた。また、太田国交相が技術者単価の見直しを指示しており、業界に明るい兆しが出てきた」と新年に期待した。
来賓祝辞では茂原副知事が「回復基調にある経済を軌道に乗せるため、7つの交通軸構想をしっかりと進めていく。高崎にコンベンション施設をつくり、多くの若者が働ける場にしたい」と力を込め、佐田衆院議員は「地域を良くするにはまず建設関連。次の消費増税までに絶対に景気を良くしなければならない」と継続的な事業費確保を誓った。小渕衆院議員は「将来に向け、安定的に予算を確保することが次の世代を担う優秀な人材の確保につながる」と続き、山本参院議員は「災害担当の首相補佐官の必要性を官邸に進言している。災害が多発する日本列島で国民の命を守るため、頑張りたい」と語った。
井野衆院議員は「後継者や労務単価などに対する皆さまの声をしっかりと国へ届けたい。引き続きご支援を賜りたい」と協力を仰いだ。中沢県議は「次年度予算折衝を行っている。県税も上向くようであり、公共事業費をしっかりと確保するよう、知事に求めたい」と意気込み、橋爪県議は「適正な仕事量の確保と発注の平準化を行うことが後継者の育成へつながると思っている。担い手が業界へ入れるように自民党が一丸となり行政に働きかけていきたい」と締めた。このほか、国土交通省高崎河川国道事務所の信太啓貴所長、県県土整備部の古橋勉部長、倉嶋敬明技監、中山勝監理課長、小此木哲雄建設企画課長、依田哲太前橋土木事務所長、峰岸勉用地対策室長、県農村整備課の村上行正課長、県企業局の今井洋一団地課長、群馬県建設技術センターの堺浩志理事長に加え、関連団体からも多数の出席者があった。
その後、桐淵修名誉会長の発声により乾杯を行った。和やかな雰囲気の中、参加者は歓談に花を咲かせた。
賀詞交歓会に先立ち開かれた後期経営者研修会では、冨永会長、嶋田大和副会長、田村義一副会長から本年度下半期の活動報告が行われた。参加者は、全国測量設計業協会連合会の動きなどの説明を受けた。講演は信太所長が講師を務め、新年度予算の状況や国交省が進めている2050年のグランドデザインなどを解説した。
また、駆けつけた福田達夫衆院議員と笹川博義衆院議員が登壇。福田議員は「地域間競争に勝負できるように、群馬のために頑張りたい」と話し、笹川議員は「群馬を元気にするために、皆さまの生の声を聞いてまいりたい」と語った。