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県建設部発注分の労災、昨年度全体件数に並ぶ

2015/02/06 長野建設新聞

 県建設部発注の工事における本年度の労働災害件数が、1月23日時点で昨年度の全体件数11件に並んだ。年度末に向け、同部では関係機関と連携しつつ、労働災害防止に向けて取り組む考え。

 同部発注分による本年度の労働災害件数は11件(死亡1件、けが10件)で、昨年度の全体件数と同数となった(昨年度は死亡0件、けが11件)。

 本年度11件を事故の型でみると、転落・墜落4件、落下・崩落・落石3件、建設機械2件、その他2件。

 工種別でみると、道路7件、橋梁1件、河川2件、建築1件。

 原因別でみると、作業不注意6件、施工方法不適切1件、その他4件となっている。

 同部では▽適切な足場工設置など作業場所確保▽業務条件に合わせた転落防止対策の徹底▽重機作業における作業員の安全確保▽転倒・転落防止対策の徹底▽地山状況、掘削勾配確認▽気象条件に対応しいた作業▽すべての作業員が参加した始業前の危険予知活動の徹底▽安全施工に配慮した設計、工法の選定、適切な工期設定▽現場が設計条件と異なる場合の工法見直しなど迅速な対応―などに取り組む方針。

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