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群馬県八ッ場ダム水源地域対策事務所

橋台1基を12月下旬/(仮)吾妻川橋梁新設

2004/11/09 群馬建設新聞

 一般県道林吾妻線の(仮称)吾妻川橋梁新設工事を計画している県八ッ場ダム水源地域対策事務所は、12月下旬にも右岸側のA1橋台を発注する。さらに、橋台背面の法面工(対象面積約800㎡、コンクリート法枠工)も橋台工事に続けて発注したい考え。同橋の規模は、L116m、W10・5m(片側歩道W3・25m)で、上部は、方杖式ラーメン鋼桁橋で下部工は逆T式橋台。

 (仮称)吾妻川橋梁は、一般県道林吾妻線の起点にあたる三島地区の吾妻川に架かる延長100mを越える長大橋で、今年度から工事をスタートさせる。初年度となる今年度は、下部工として右岸側橋台(A1)1基の建設に着手する。今後も引き続き工事を促進させ、来年度には、残るA2橋台や上部工も発注し、早期完成を目指す。

 同橋梁の規模は、L116m、W10・5mで、上流側のみに歩道(W3・25m)を設ける。また、上部の形式は方杖式ラーメン鋼桁橋。橋台の形式は、逆T式橋台を予定している。

 同事務所は現在、用地取得を進めており、工事発注時期に関しては、12月下旬を目指している。

 また、同工事に伴い、橋台背面部分(橋台掘削の影響範囲内)の法面工も進める。対象面積は約800m、コンクリート法枠工を予定しており、橋台工事に引き続き、別途発注する。

 設計はいずれも八千代エンジニヤリング(東京都目黒区中目黒1-10-22電話03-3715-1231)が担当。

 一般県道林吾妻線は、八ッ場ダム建設工事に伴い建設が計画され、ダム湖右岸側を通り、代替地間を結ぶ主要な路線。同線は、林地区の付け替え国道145号から2号橋でダム湖を渡り、川原湯地区を通って、途中吾妻峡トンネルを挟み、三島地区を経由し、吾妻町の岩下地区までを結ぶ全長850mの県道で、そのうち県が1600m区間の工事を担当しているもの。

 基本幅員は10・5m~13・5m。ダム完成後は、地域住民の生活を支える主要道路となる。



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