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埼玉県川口市

10地区を位置付け/都市再開発の方針変更

2004/11/08 埼玉建設新聞

 川口市は、県が決定する「川口都市計画都市再開発の方針の変更」に伴い、素案の縦覧を実施している。期間は今月15日までとなっており、市民、利害関係人は県知事あてに意見書の提出が可能。閲覧場所は同市都市整備課のほか、県市街地整備課と、さいたま県土整備事務所。

 方針では、再開発を促進すべき10地区を位置付けている。各地区の開発概要は次のとおり。

【川口駅東口地区(83ha)】

 西口地区と一体化を図るため、ぺデストリアンデッキ、環状道路、駅前交通広場への接続道路を整備。さらに、ショッピングモール、駐車場・駐輪場などの整備を図る

【本町・金山町地区(58ha)】

 川口地場産業(鋳物)の発祥地として住工調和のまちづくりを目指す。川口元郷駅への都市基盤整備を計画的に推進する

【川口駅西口地区(82ha)】

 土地の共同化を誘導するとともに、工場跡地、公共用地などを利用して、路線商業施設、都市型住宅、公共公益施設の整備を図る

【西川口駅周辺地区(56ha)】

 商業業務機能を拡充強化。駅前大通り沿線の建築物の壁面後退を誘導し、歩行者空間の整備を図る

【栄町・青木地区(22ha)】

 芝川の河川改修による水と緑のネットワークを形成する。医療施設など広域的拠点を拡充

【本町・元郷地区(47ha)】

 大規模敷地を有効利用。商業・業務系を含んだ複合市街地を形成する。また、国道122号以東の道路を整備

【芝地区(94ha)】

 近隣商業地域、住宅地として環境改善。駅周辺は商業・住宅等を適正な密度で計画的に配置する

【芝新町地区(11ha)】

 商店街の近代化に向け、既存商店の共同化を促進。ショッピングモール、歩行者空間を整備する

【芝富士地区(23ha)】

 基盤整備および建築物の建て替えに合わせ、不燃化・共同化を誘導。主要な生活道路並びに公園等、オープンスペースを整備する

【SKIPシティ地区(17ha)】

 新しい産業並びにシンボル拠点として、土地を有効・高度利用。良好な広場、空地などを確保し、拠点地区にふさわしい整備を図る。幹線道路整備については県、市が行い、地区内道路、広場、空地、建築物等は事業者が整備する



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