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埼玉県吉川市

PFI視野に再検討/第1給食センター移転で

2004/11/10 埼玉建設新聞

 既存施設の老朽化に伴い、第1学校給食センターの移転改築を計画している吉川市は、松伏町との合併が白紙になったため、PFIの導入など新たな事業手法の検討作業に入った。この中では、民間の参加意欲や可能性などの見直し作業を進めていく。

 これまでの流れは、15年度に岡設計(渋谷区、電話03-3356-7281)が基本設計を策定したほか、用地測量、地質調査を実施。

 建設候補地は明らかにされていないものの、地権者の仮同意を得ており、農振除外手続きが完了している状況。

 移転改築計画は、建築後30数年が経過する、既存施設の老朽化などにより浮上。現状では<1>作業動線の利便性<2>コンテナ洗浄機およびコンテナ消毒保管施設の不備<3>自動水洗、エアカーテンといった衛生器具設備の不備<4>コンテナプールが狭く、洗浄場所と兼用――などの問題点・課題が挙げられている。

 既存施設(吉川14-1、敷地面積2314・14㎡)は、S造2階建て、延べ床面積651・1㎡。調理能力は1日あたり2700食。開設年次は昭和46年。

 当初計画では、19年度の配食開始を想定していた。



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