下妻地方広域事務組合(管理者・稲葉本治下妻市長)の2015年度予算が公表となった。注目は最終処分場「クリーンパーク・きぬ」(八千代町大渡戸390)の浸出水処理施設建設事業で、2カ年継続費として9億2796万9000円(15年度・8304万7000円、16年度・8億4492万2000円)を設定している。
総合公園「フィットネスパーク・きぬ」(下妻市中居指1126)では、多目的グラウンド駐車場舗装(A8800㎡)やフェンス整備工事に合わせて3300万円を予算化。
し尿処理施設の「城山公苑」(常総市馬場364)では、遠心分離機やIZ循環ポンプなどの更新に合計3110万円を計上したほか、施設(1984年築、2階建て延べ1868・13㎡)の今後の方針を定める基本計画構想委託に584万2000円を配分している。
ごみ処理場の「クリーンポート・きぬ」(下妻市中居指1100)では、燃焼設備や排ガス処理設備などの補修に1億2057万2000円と、各種コンベアのベルトチェーンやケーシング更新に2102万8000円を措置。
葬祭場の「ヘキサホール・きぬ」(下妻市下栗250)では、火葬炉補修として台車ブロックの交換やレンガ修繕などに1086万5000円、遺族控え室のエアコン更新に202万2000円を設定。
そして、最終処分場の「クリーンパーク・きぬ」では、浸出水処理施設を新設するため、2カ年継続費で9億2796万9000円を盛り込んだ。発注は設計も併せた「性能発注方式」となるもよう。基本構想は13年度に㈱エイト日本技術開発水戸事務所(水戸市)が策定。
そのほか、既存の水処理施設の膜更新に2700万円、ポンプ機器整備に978万5000円を計上している。