県西部農業総合事務所(加賀谷宏所長)は9日、同事務所において平成16年度西部農業総合事務所優秀工事表彰式及び群馬県公共工事表彰施工管理賞伝達式を盛大に挙行した。
来賓には群馬県農村整備建設協会の塚本健次高崎ブロック長や高橋基治高崎分会長、田村茂一富岡分会長、桜井康彦安中分会長、県土地改良事業団体連合会の阿蔵一夫南部事業所長のほか、農政に係わる管内市町村の幹部職員らが出席し、栄誉を受賞した会社代表者と監理・主任技術者を讃えた。
式典では冒頭、卓越した技術を発揮して知事及び理事表彰の施工管理賞を受賞した監理・主任技術者へそれぞれ加賀谷所長から表彰状が授与された。
この後、萩原俊作部長から表彰工事の選考経過報告があり、萩原部長は、「他の工事の模範となり、今後も一層ご精進され、農業農村整備事業を通じて地域農業の振興に大きく貢献されますようお願い申し上げます」と受賞者のさらなる活躍を期待した。そして、所長表彰に輝いた会社代表者と工事を手がけた主任技術者に加賀谷所長からそれぞれ表彰状が贈られた。
授与を終え、あいさつに立った加賀谷所長は、「本日表彰された工事は、関係各社が農業農村整備事業の重要性を十分認識され、卓越した技術力と施工努力を発揮して頂いた賜物」と日々の努力に対して敬意を表し、「施策を円滑に実施していくためには建設業界の皆様のご支援ご協力が必要不可欠」と呼びかけ、「なお一層、農業農村整備事業の重要性をご確認いただき、今後益々技術の研鑽を積まれ、地域農業の振興と発展にご尽力賜りますようお願い申し上げます」と結んだ。
来賓の祝辞では、塚本高崎ブロック長が来賓を代表して、「受賞を受けられた皆様方は、いずれも農村整備事業の重要性をご理解のもとに、優れた施工体制、卓越した技術力、安全性の追求、さらには地域住民との協調性等の優秀性が評価され、本日の栄誉に輝いたところであり、農村整備の尖兵を自負する皆様にとって誠に名誉なこと」と敬意を表し、「人間社会に不可欠な安全で安心できる食料の確保、美しい自然環境を保全する農業農村の社会的役割が再認識され、一層の繁栄が深く望まれております。今、地方業界に求められていることは経営の改善、健全化であります。そのためには急速に高度化している情報技術を積極的に活用し、情報の交換、施工体制の強化に努め本県農村整備事業の担い手として信頼される企業へ成長することが肝要であります。受賞者の皆様は、この良き日を契機として、社会経済の流れに対応出来得るよう体制の強化を図り、社業の発展はもとより、多様化する農業農村整備事業の推進リーダーとして精進を願って止みません」と述べた。
これらの祝意を受け、受賞者を代表して神戸土木の神戸康宏代表取締役が謝辞を奉読し、閉会した。