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鈴木政務官がベトナム人実習生のモデル現場視察

2015/04/17 本社配信

 鈴木馨祐国土交通大臣政務官は15日、「ベトナム人技能実習生受入モデル現場」として大成建設が手掛ける東京都品川区荏原駅前の再開発工事現場を視察。また、鳶、型枠、鉄筋工事に従事する実習生7人および大成建設が正社員として雇用しているベトナム人工事係を交えて現状の課題などを話し合った。

 実習生を受け入れている協力会社によると、ベトナム人は勤勉で、真面目に技術の習得に取り組んでいる。ただしベトナムには建設機械が少ないため、手作業が中心になることが日本との大きな違いだという。

 実習生との意見交換では、技能実習の期間が3年と決まっているため、「日本でもう少し長く働きたい」や、あと1年で期間が終了する実習生は「一度帰ってから、また日本に来たい」といった声が聞かれた。

 さらに公共工事では外国人実習生を積極的に受け入れているものの、まだ現場は少なく、民間工事の場合はほとんど積極的ではないこと、日本で資格を取りたいと思っても筆記試験は漢字が読めずに合格は難しいことなどが課題とされた。

【写真=鈴木政務官が現場を視察。実習生とともに記念撮影も】

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