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国土交通省高崎河川国道事務所

近く2橋の工事発注/国道17号前渋BP

2004/11/19 群馬建設新聞

 国道17号の前橋渋川バイパス整備を所管している国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所は近く、広瀬川橋下部工事を工事希望型指名競争、滝ノ沢川橋工事は公募型指名競争によりそれぞれ発注する方針だ。また、今年度に予定していた午王川橋などに関わる半田改良その2工事については、地盤状況を踏まえ来年度以降に先送りする。

 同バイパスは、利根川を渡河する交通容量の不足や一般国道17号坂東橋の混雑解消を目的とし、前橋市田口町(上武道路終了地点)から渋川市半田町地内までの延長5・7kmのバイパス及び現道拡幅事業(バイパス部4130m、現道拡幅部1570m)。また、ルート上には前橋市側から桃ノ木川、広瀬川、利根川、滝ノ沢川、牛王川を跨ぐ橋梁もそれぞれ架設される。

 ルートの設計は国際航業(東京都千代田区6番町2電話03-3262-6221)が手がけた。

 平成8年度から事業着手し、平成11年4月に都市計画決定、平成13年度より用地買収を開始している。

 用地買収は、吉岡町地内の田畑から中心に着手しており、現段階の進捗率は、用地取得面積約25万8000㎡のうち、約18万㎡を取得、約70%となっている。

 近く発注する広瀬川橋は、下部工事として左岸側橋台3基となる。同橋は、前橋市関根町地先の広瀬川を跨ぎ、橋長31・5mで、上部形式は単純PCポステンコンポ桁橋、下部は直接基礎の橋台となる。

 滝ノ沢川橋は吉岡町漆原地先の橋長28・1m、上部及び下部形式は広瀬川橋と同様で、橋台は全6基を設置する。工事は公募型指名競争入札により橋台3基及び上部工一式を一括で発注する。

 設計についてはいずれもセントラルコンサルタント(東京都大田区南藩田2-16-2電話03-5703-6162)が作成した。



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