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山梨県南アルプス市

統合保育所整備を検討/大井と大明、南湖第1と第2で

2004/11/20 山梨建設新聞

 南アルプス市は、市内に現在16箇所ある市立保育所再編に向け統合保育所の整備等を検討している。今年度は民生委員や市議、保育園関係者などでつくる「市立保育所整備計画委員会」を設置し、今後の保育所整備等について検討を進めていたが、同委員会が9月末までに市に提出した答申書には、大井保育所と大明保育所、南湖第1保育所と南湖第2保育所の統合整備などが盛り込まれた。市は同答申の内容を踏まえて、今後、予算等の調整を図りながら、統合保育所の整備などを事業化していく方針だが、大井、大明の統合が優先的に考えられている模様だ。

 同市内には現在、市立保育所が16箇所あるが、昨年4月の合併に伴い、市内保育所の施設整備の計画を進めるにあたり、今年度は民生委員や市議、保育園関係者などでつくる「市立保育所整備計画委員会」を設置し、今後の保育所整備等について検討を進めていた。同委員会が9月末までに市に提出した答申書では統合や再編を含めた答申が出された。統合の候補にあがったのは、いずれも旧甲西町の大井(定員90人・鮎沢360-1)、大明(定員120人、清水31)、南湖第1(定員90人・西南湖4382-4)、南湖第2(定員70人・東南湖3278)の4保育所。4保育所については建物の老朽化が進んでいることや、耐震基準の面などから以前より改築が計画されていた。規模適正化を図るため大井と大明、南湖第1と第2をそれぞれ統合し、新たな場所にそれぞれ統合保育所を建設する方向で検討する。また、旧甲西町の落合保育所についても将来的に改築を計画。このほか、マンモス化が進む八田保育所(榎原558)については六科地区の園児を近隣の百田保育所(百々2328)に編入。百田保育所ではこれに伴う園舎の一部増築と大規模修繕などを計画している。

 今後、保育所の施設整備計画のなかで、順次、事業化等を目指していくことになるが現時点の見通しでは、大井と大明の統合整備を優先的に考えており、18年度頃の建設着工をメドに、来年度にも建設用地の選定や設計等のなどの準備に取り掛かりたいとしている。



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