つくば市の市原健一市長は、新庁舎の問題について、「現在の分散庁舎方式を改善するとともに、本庁舎の機能を考えながら早期に取り組んでいきたい」と建設計画に前向きな姿勢を明らかにした。19日に初登庁した後、記者会見での質問にこたえたもの。空席になっているもう1人の助役と、収入役については「年度末までには決めたい」と話した。
初登庁した後の記者会見で、市原市長は「多くの支持を得て、この日を迎えたが、私の判断が市政を左右するため、改めて責任の大きさを痛感している」と感想を話すとともに、「現在のつくば市では、私が考えていた以上に様々な施策が講じられているが、市民に伝わっていないのが実情。成果に重点をおきながら、市政にあたっていきたい」と抱負。
新庁舎の問題については「早期に取り組みたい課題のひとつ」としながら「市民サービスを提供するうえでも、分散庁舎は好ましくない。現在の問題を改善するとともに、本庁舎の機能を考えていく所存」と話した。
市では、もう1人助役と、収入役が空席となっているが、「現在の小野寺助役を続投し、空席については年度末までに決めたい」と話した。
建設業者のほう賞制度については「制度の内容も含めて、報告をうけたうえで、検討する」とこたえた。