南保育園の移転新築を計画している邑楽町福祉課は、このほど工事入札を3分離指名競争入札で執行し建築工事を徳川組(同町)が1億5930万円、電気設備を大光電設(館林市)が1950万円、機械設備を神寛(館林市)が4320万円でそれぞれ受注した。
狸塚1182地内にある同保育園は、2歳児から5歳児までを受け入れており定員は90人。施設の老朽化が進んでいることと、既存施設が交通量の多い一般県道矢島大泉線に面しており、園児への危険性が高いなどから移転改築工事が計画された。
新施設は、既存施設から1km程度離れた篠塚地内敷地面積8500㎡の指導農場跡地。現在はごみ収集車の駐車場となっており、このうち4000㎡から4500㎡を保育園用地として利用する。
規模はS造平屋建て、延べ床面積933㎡程度。内部は、既存施設と同じ保育室4室、遊戯室、食堂、職員室を設置するほか、新たに0~1歳児保育を開始するため、専用の保育室の整備とともに床暖房等も設置。また、外観は瓦葺き屋根で、全体的に日本的な造りにする計画。新園の定員は既存施設と同じ90名を予定している。さらに畑を設け、耕作実習が出来る環境作りを目指したいとしている。
設計は阿佐美建築設計事務所(館林市台宿町5-7電話0276-26-2255)が担当している。