建設業労働災害防止協会長野県支部佐久分会(依田幸光分会長・木下組)は6日、佐久地区木造家屋等低層住宅建築工事安全対策委員会と合同で、本年度の三大災害絶滅推進大会を支部会館で開催した。
開催に先立ち依田分会長はあいさつの中で、管内の労働災害の発生状況について前年度同期に比べ6.3%増加していることで「これは危惧すべきこと。安全対策に真摯に取り組む必要がある。各々の現場で的確に厳しい目で監督してほしい。そして、安心で安全な職場環境にして信頼される業界にしてほしい」と強調して呼びかけた。また、小諸労働基準監督署も「墜落・転落・落下が依然として多発している。現場で働く一人ひとりが安全意識の高揚に努めることが重要」と啓発。
講話では、同監督署の榎俊太郎労働衛生専門官が災害事例を挙げながら、再発防止対策や熱中症予防などを指導。また、日本農村医学研究所の柳澤和也主任研究員が「無災害の基本は健康から」と題して、安全に働ける身体づくりを講演した。