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茨城県桜川村

三上に最適者決定/設計プロポ桜川中校舎棟建替え

2004/12/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 稲敷郡桜川村がプロポーザル方式で選考を進めていた桜川中学校校舎棟建て替えの基本と、実施設計者について、最適設計者が三上建築事務所(水戸市大町3-2-3協和ビル5階)に決まった。プロポでは、県内のコンサル6社から提案書を募ったが、三上事務所の提案は、デザイン性が優れていたとともに、過去の実績でも評価が高かったという。今後、建設工事は17年3月に誕生する稲敷市の事業として、進められることになる。

 プロポでは、11月2日に県内のコンサル6社を指名し、11月16日にまでに提案書を提出するよう求めていた。審査会は当初から2回に分けて開く考えだったため、第1回目を11月29日に開いた後、12月1日に第2回目の審査会を開き、最適設計者に三上建築事務所を選定した。

 三上建築事務所の提案は、デザイン性に優れていたとともに、建築士も豊富で、過去の実績でも評価が高かったことが選定の理由になったという。

 提案書によると、新しい校舎棟は2階建てで計画されている。面積は現在と同程度の3000㎡前後となりそう。現在の敷地を拡張するため、新校舎の建設では、仮設校舎を設置しない施工方法についても提案を募ったとみられる。

 今後、建設工事は17年度と18年度の2か年で進める。ただ、17年3月に稲敷市が誕生して以降の着工となるため、建設する時期については見直されることも考えられる。

 桜川中学校の校舎棟は建設されてから40年が経っていることから、老朽化が著しい。そのため、学校関係者や住民の代表らで検討委員会を発足し、建設場所や建物規模などについて協議を進めていた。



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