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埼玉県川越市

地域再生計画認定/鏡山酒造跡地の活用で

2004/12/09 埼玉建設新聞

 川越市は鏡山酒造の跡地活用を含む中心市街地跡地再生計画が、国の地域再生計画に認定され、8日に首相官邸で認定書が交付された。今後は、まちづくり交付金を受ける見通し。

 既に、公設民営による整備を実施することで方針を固めており、現在は基本計画をまとめている段階。17年度当初予算編成会議には、設計費を要望している。事業費などの問題から、工事は段階的に実施していく考えで、2か年もしくは3か年程になりそう。

 基本計画策定業務は、計画技術研究所(品川区、電話03-3779-8960)が担当。並行して庁内の検討委員会と自治会代表らで構成する活用委員会の2面性で改修プランを協議しており、計画に反映させる。

 自治会代表、学識経験者ら約20名で構成する活用委員会は6月30日から会議を開催。市に対しては、事務所棟および塀の撤去などを要望している。

 旧鏡山酒造跡地は、川越市新富町1丁目地内に位置する。敷地面積は3064㎡。明治・大正・昭和の各時代に作られた蔵、ビン詰め工場、倉庫、検査室、事務所・宿舎・精米工場などが当時のまま、残されている。酒造が平成12年に廃業した後、市が建物の寄贈を受け、市土地開発公社が約10億円で土地を購入した。

 工事は3つの蔵の改修をメーンに実施。年代順に手掛ける。



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