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水処理関連5社と「浮上ろ材を用いた上向流ろ過システム」の基本契約を締結

2015/09/16 本社配信

メタウォーター(本社:東京都千代田区、社長・木田友康氏)は、水処理関連5社と「浮上ろ材を用いた上向流ろ過システム」のОEМ取引に関する製品取引基本契約を締結した、と発表した。同社が締結した5社は、クボタ(本社:大阪市浪速区、社長・木股昌俊氏)、水道機工(本社:東京都世田谷区、社長・角川政信氏)、水ing(本社:東京都港区、社長:水谷重夫氏)、住友重機械エンバイロメント(本社:東京都品川区、社長・真鍋教市氏)、月島機械(本社:東京都中央区、社長・山田和彦氏)で、いずれも日本を代表する水処理関連企業だ。メタウォーターは、今回の締結で、同ろ過システムの普及拡大を国内外でさらに加速させることになる。

 同ろ過システムは、豪雨時の合流式下水道から川や海に大量に流出する汚水対策として、汚濁排出量の削減に大きな効果があるほか、既設施設を活用した設置が可能だ。運転管理が容易であるため施設建設費、維持管理費の削減できる、としている。

 2005年に合流改善技術として国土交通省の下水道技術開発プロジェクト(SPIRIТ21)の技術評価を受け、2008年に第34回優秀環境装置表彰事業「経済産業大臣賞」(日本産業機械工業会主催)を東京都下水道局とともに受賞した。

さらに国交省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)における「超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステムに関する実証事業」、日本下水道事業団より海外向け技術確認第一号の技術確認書を受けた「先進的省エネ型下水処理システム:高効率固液分離槽・新型散水ろ床・最終固液分離槽を備えた下水処理システム」にも同システムが採用されている。

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