甲斐市は、(仮)甲斐敷島梅の里クラインガルテンで、今年度に計画するラウベ(休憩施設)の27棟の建築工事について、年明けの発注を見込んでいる。
同事業は中北部地域活性化事業の一環として、同市牛句地内の農地約13haのエリア内にある遊休農地を活用し、滞在型のクラインガルテンの整備を進めているもの。耕作に使われていない農地を町が借地し、市民農園として全50区画を15~17年度で整備する。
各区画には、農園用地とバス、トイレなどを設け簡易宿泊ができる休憩施設(木造平家建て、約50㎡)を備え、1区画あたりの面積は約300㎡。敷地内には管理事務所、研修室、直売施設などを備えたクラブハウス(S造平家建て、約450㎡)、駐車場や、上水道、下水道施設等も整備する計画で、全体事業費には3か年で約8億円を見込む。
計画初年度となる昨年度には、モデル事業として3区画分を整備。これに続き今年度は27区画分(約3ha)の造成を2工区に分けて発注済み。同工事の進捗にあわせてラウベ27棟の建築工事の発注を予定する。同事業には今年度工事費として市の暫定予算に3億円余を計上している。
また、同事業では来年度に残る20区画分の造成、ラウベの建築とクラブハウス、駐車場などを整備する計画で、18年度の全体完成を目指す。