新潟県は、本年度から鳥屋野潟湖岸堤防整備に向けた用地測量や詳細設計に着手する。9日に開かれた鳥屋野潟環境対策検討委員会(委員長=大熊孝新潟大学教授)で、築堤事業での環境対策が了承された。検討会では、引き続きモニタリングを継続し、適切な対応を検討することなどの意見が付けられた。環境対策をふまえて現地測量や堤防の詳細設計をまとめた後、用地丈量測量、用地買収を進め、準備ができた箇所から工事を進める方針だが、地権者がおよそ1200人いることから用地交渉には時間がかかる見通し。
鳥屋野潟湖岸堤は、鳥屋野潟の周囲L6・4㎞に整備する。計画高水位から余裕高80㎝を確保し、堤防天端W5m、側帯W5mで計画。堤防天端には遊歩道が整備され、既存遠路を含む遊歩道の総延長は約10・3㎞となる。湖畔の▽上沼地区▽小張木地区▽桜木町地区▽神道寺地区▽紫竹山地区▽長潟地区―の6地区8カ所で築堤工や河床掘削などを行う。
築堤工は、環境への影響を最小限に留めるためおよそ100mごとに区切り、片側から順次、片押しで施工する。
鳥屋野潟では、これまでに環境に与える影響を調査するためヨシや法面の植生回復に試験施工を行ったほか、桜や白鳥類のねぐらへの光害調査を行っている。
【写真=環境対策を了承】
















