小諸市は17日、定例記者会見を開き2015年度12月補正予算案を公表した。ニホンジカの肉をペットフードに精肉する施設設置に、土地購入費1062万円と専決処分4200万円を追加。施設は東小諸の旧県東信犬管理所を改修する。シカを天井から吊るす本格的な解体設備を整え、放射線物質の検査機なども揃えて大量生産に対応する施設を計画している。

　主な予算内容は次のとおり（単位千円）。

□一般会計

【総務費】

◆（増）選挙権年齢引き下げに伴うシステム改修費＝355

【衛生費】

◆（増）省エネルギー機器など導入費補助金の増加に伴う補正イ400

【農林水産業費】

◆（増）ニホンジカ商品化施設用土地購入費＝10,620

【商工費】

◆（増）企業立地推進事業（工場における省エネ設備設置に対する助成と、販路拡大促進につながる展示出店に係る経費）＝933

◆（新）定住促進を図るため効果的な環境整備計画の策定経費＝3,000

【土木費】

◆（新）行政区などの小型除雪機購入用補助金＝1,200

◆（増）事業用地の購入費用と修理修景事業補助金＝11,731

2015年10月31日専決補正予算

□一般会計

【総務費】

◆情報通信技術（ＩＣＴ）を活用し、市内の施設・防災・地域資源などの情報を管理・提供する地図システムを構築

◇（増）自治組織自立化促進事業＝7,000

◇（新）協働まちづくり体制事業構築＝3,000

【農林水産業費】

◆（増）ニホンジカなど活用研究事業（上乗せ交付に伴い施設整備など実用化向けた具体的な取り組み。当初8,000千円）＝42,000

【商工費】

◆（新）イバウンド観光を強化するため、多言語の案内看板設置など、訪問外国人の受け入れを強化する＝7,000

【消防費】

◆地域防災の中核となる消防団の装備を充実し、地域防災体制の強化を図る＝6,500