県行田土木事務所は、慢性的な交通渋滞の解消を目指して、利根川に架設されている国道一二二号・昭和橋の四車線化工事を今年度から着手する。初弾工は橋脚一基を十月以降に発注する。
昭和三十七年に架設された昭和橋は、羽生市上新郷地内と群馬県明和町を結ぶ橋長六五八・三m、幅員七mのランガー桁橋。
二車線のため、渋滞が著しいほか、老朽化も進んでおり、早期の四車線化が望まれていた。
四車線化計画は、現橋の下流部に橋長六五八・三m、幅員一二mの一一径間連続鈑桁を新たに架設する予定で、下部は逆T式橋台が二基、逆T式・壁式橋脚が一〇基。今年度発注する橋脚は下流部の新橋となる。
下流橋の完成後には既存橋を架け替え(二車線)、四車線として整備する。
また、同工事に合わせて、取り付け部となる県道佐野行田線約四三〇mも整備する方針で、こちらは十月ごろに測量設計の委託を予定している。
なお、橋梁部の設計は日本技術開発(中野区)が担当している。