県内で大学の新設を計画する学校法人新潟総合学園と長岡悠久崇徳学園は新大学の基本構想を明らかにした。両大学とも、新年度10 月に設置認可申請書類を提出し、2017年度に公舎の整備工事などの環境整備を行い18年4月の開学を目指す。20日に開かれた県内大学の新設に関する有識者会で説明された。
新潟総合学園が計画する(仮称)新潟食料農業大学の整備計画では、新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学隣接地の校地面積2万8682㎡に2階建て、延べ床面約2000㎡の新潟キャンパスを新築するほか、胎内市平根台の旧アデランス新潟事業所(延べ床面積1万1173㎡)を改修して胎内キャンパスとする。
胎内キャンパスの敷地内には、農場施設やほ場を設置し、実習や研究に使用。約6000㎡のグラウンド、体育館(延べ床面積約6000㎡)、学生食堂、図書館棟、1962㎡の緑地などを設ける計画。
大学の設置経費は44億6000万円。うち施設整備に21億2600万円、設備整備費に12億8000万円を見込む。
悠久崇徳学園は、長岡市で運営する長岡看護福祉専門学校を4年生大学に改編した(仮称)長岡崇徳大学の開学を計画する。
校舎棟の計画として、長岡市上富岡町地内の現在の看護専門学校(校舎面積3740㎡)を改修し、講義室、実習室、図書館等とするほか隣接する介護老人保健施設、重症心身障害児施設(延べ床面積5855㎡)を改修して管理部門や会議室、研究等を設置する。
大学設置に掛かる経費には約12億5000万円を試算し、施設整備に6億円、設備費には2億5000万円を見込む。