社会福祉法人やまぶきの里(中村洋一理事長)は、常陸太田市内に建設を予定する知的障害者更正施設「ピュア里川」新築工事の入札を、来年1月12日に執行する。参加者はJV編成も含む15業者。総工費に約4億9000万円を投じて、RC造平家建て延べ2070・47㎡の全個室64名で建設を予定する。同施設は18年4月頃のオープンを目指す。
知的障害者を対象に、療育することで生活力向上を支援する更正施設「ピュア里川」は、西小沢小学校の西側、常陸太田市内田町3163番地ほか4筆に建設を予定している。
敷地面積は6940㎡で、登記上における現在の地目は山林。実際には、宅地が3分の1、ほ場が3分の2となっている。
詳細設計は、菅井設計(石岡市東光台1-1-24)が担当。それによる施設規模は、RC造平家建て延べ2070・47㎡で、収容定員数はユニット式全個室の合計64名を設定。
入所40名のほか、通いながら支援して自立に持っていく通所に20名、ショートスティに4名を配分した。
今月に入って、やまぶきの里は入札の準備に着手。経営事項審査点数や年間平均完成工事高など、県の社会福祉施設整備に係る指針を基準に選定し、予備指名も促して、JV編成を含む15業者を対象に指名通知した。
なお、総工費の約4億9000万円に対して、国・県が約2億4000万円を、常陸太田市が8000万円を、それぞれ補助する。