村上市は、朝日温海道路全線開通後、道の駅のグレードアップを図るため道の駅「朝日」の拡充、山北地域(府屋、勝木)に導入する休憩施設などの機能や施設の具体的な整備手法を盛り込んだ基本構想「朝日温海道路IC周辺土地利用基本計画」をこのほどまとめた。
道の駅「朝日」拡充では『地域の元気を創造する舞台』をコンセプトとし、高速道路のサービスエリア(SA)機能を付加することや、道の駅朝日をゲートウェイに見立て、新潟と東北をつなぐ役割を担うことなどを方針とした。
このうちハード対策では、道の駅リニューアルを行うとし▽メーン建物の集約化(物産、食堂、情報、トイレ)▽ICアクセス道側をメーンにした導線▽現状の問題点・課題の解消(バリアフリーなど)-を進める見通しだ。
本年度は基本構想を基に関係機関と調整を図り、施設内容や規模などについて検討し基本計画の策定を行う。来年度以降に実施設計・工事を行うとしている。
一方、府屋IC(仮称)では、『海の見える魅力発信ステーション』をコンセプトとした休憩施設整備(PA)を計画しており、▽休憩施設(トイレ・駐車場)▽情報発信機能(道路・観光)▽交流機能(多目的広場など)▽防災機能-を併せ持つ施設を整備する方針を示している。
勝木IC(仮称)周辺計画では、重点ゾーンを設定し、▽地域生活の利便性向上▽地域の魅力発信(市の特産物の販売等)-に取り組むことで、勝木地域の拠点づくりの提案を進めていくとした。