深谷市教育委員会は、当初予算に900万円の事業費を計上し、設計などの着手を見込んだ(仮称)明戸生涯学習センター・明戸公民館整備事業について14日までに、白紙の状態と説明。また、予算執行についても見送る可能性も示している。
同整備は、施設老朽化と生涯学習ニーズの多様化、高まりを受け、市内他地域との格差是正も念頭に、現在の明戸公民館の対応として浮上。施設計画などについては、公民館利用者の声を集め、まとめるとされた。
事業費は確保したが、所管課では、地元などとの調整を行っているかは「回答できない」と話しており、事業の推進体制、状況は明らかでない。
既存公民館は、RC造2階建て、延べ床面積約450㎡。内部は、大小会議室、図書室、実習室、和室など。周辺には、明戸地区体育館がある。
市内の生涯学習センター・公民館施設を見ると、藤沢、深谷とも延べ2000㎡クラス。設計委託にあたっては、提案型設計競技による設計者選定だった。