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群馬県勢多郡東村

白倉沢浄水場を建設/過疎地域自立促進計画

2005/01/18 群馬建設新聞

 勢多郡東村(坂本正幸村長)は、新年度からスタートする過疎地域自立促進計画をまとめた。

 同村は、従来より実施してきた過疎対策の成果を踏まえ、村民参加の「村づくりはみんなの手で」を基本理念のもと、「地域の自立、個人の自立」による地域づくりを推進し、村内への定住を促進させるため道路や情報通信など社会基盤整備を図るほか、富弘美術館や国民宿舎サンレイク草木、童謡ふるさと館などの施設と恵まれた森林資源・水資源とを共生させながら、魅力ある環境づくりを進めるとしている。また、都市との交流等を通じ地域産業が自立するよう<1>ゆとりある生活のための基盤整備<2>自然と調和した環境の整備<3>安心できる保健医療と福祉の充実<4>豊かな生活を支える産業の育成<5>新時代を拓く人材の育成--5つの施策を重点的に推進する。

 計画期間は、後期の計画期間として、平成17年4月1日から平成22年3月31日までの5か年間とし、概算事業費は新年度から5か年間で総額41億6548万円を投入する予定。各年毎の内訳は新年度が8億3010万円、18年度が10億3260万円、19年度が9億1060万円、20年度が8億9960万円、21年度が4億9260万円を試算している。主な事業は(仮称)あずま保育園建設事業、白倉沢浄水場建設事業、東中学校校舎大規模改造事業などが盛り込まれている。

 主な整備計画は次の通り。

◇(仮称)あずま保育園建設事業:概算事業費1億8400万円

村内に保育園の建設を計画しているもの。現在、建設予定地の選定作業を進めており、選定を急ぎ決まり次第、概略設計を委託するとともに、国庫補助として申請する見通しで、新年度の建設を目指し詳細を検討している。今年度は、基本計画の策定及び建設地区の選定などを行い、新年度に工事費を計上していく考え。新施設規模は延べ床面積1300㎡程度で考えており、規模は60人~120人と流動的になっている。今年度の当初予算に基本設計費として200万円を計上している。

◇白倉沢浄水場建設事業:概算事業費5億5000万円

同浄水場建設計画は、小中地区に建設を予定しており花輪地区、神戸地区、座間地区の簡易水道の統合一元化計画から浮上したもの。新年度から設計に着手し、18年度から2か年事業として工事を進める考え。

 (後日、事業計画掲載)



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