「7・13豪雨災害」の河川災害復旧助成事業で三条市の五十嵐川河川改良工事を進める県三条土木事務所は、河川拡幅に伴い県が事業主体となって架け替えを行う3橋梁(嵐川橋、常盤橋、一新橋)の予備設計担当コンサルを決定した。期間は3月28日まで。橋長はともにL108mで、橋梁タイプ等は予備設計業務の中で検討する。
昨年7月の豪雨で堤防が決壊するなど甚大な被害が出た五十嵐川は、昨年12月に河川災害復旧助成事業として国から事業採択されたことを受け、今年度から平成20年度までの5か年に総額363億円を投入し、改良工事等を進める。
五十嵐川では、L3900mを対象に現状川幅を最大30m程度拡幅し、流下能力の拡大(計画流量2400/s)を図ることから、4橋梁の架け替えが必要となった。
このうち「嵐川橋」、「常盤橋」、「一新橋」の3橋梁については県が事業主体となり、「御蔵橋」については三条市が事業主体となって整備を行う。
3橋梁の予備設計担当者及び概要は次の通り。
[嵐川橋]
担当は、在京のパシフィックコンサルタンツ(株)。
橋長L108mの橋梁及び取付道路L180mの予備設計が対象。施工地は三条市由利。路線は市道五ノ町島田線。計画河床高は3・40m。計画水面幅105・03m。
[常盤橋]
担当は、開発技建(株)(新潟市)。
橋長L108mの橋梁予備設計が対象。施工地は三条市本町。路線は一般県道・長岡見附三条線。計画河床高は4・17m。計画水面幅は97・72m。
[一新橋]
担当は、在京の(株)構造技研。
橋長L108mの橋梁及び取付道路L150mの予備設計が対象。施工地は三条市北新保2丁目。路線は市道一新線。計画河床高は4・92m。計画水面幅は97・67mとなる。