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全国GIS技術研究会

3次元化時代へ対応を

2016/07/01 長野建設新聞

NPO法人全国GIS技術研究会(碓井照子理事長)は23日、第11回全国大会を東京都内で開催した。

 大会には全国から測量設計業の経営者はじめ、営業、技術者110人が参集して、最新技術に関する情報を学んだ。

 国土交通省が推進する、建設現場の生産性向上を目的とする、様々なITを活用した『i-Construction(アイ・コンストラクション)』を、2020年から全ての業務に導入することで、碓井理事長は「いよいよ3次元化計測の時代になり、避けて通れない時代を迎えた。そして測量設計業界は大きく変わろうとしている」とした上で「3次元計測して、解析して、維持管理・点検をすることはGISデータベースがとても重要なる。しかし皆様は情報基盤が出来ている。この基盤に常に新しい技術を取り入れ、IT技術者の先頭に立ってほしい」とエールを送った。

 国土地理院関東地方測量部の中嶋秀敏部長も「この取り組みは、3次元地理空間情報を活用した安心・安全・快適な社会実現のための技術開発」だと話し、国土地理院における、3次元地理空間情報への取組みを説明した。

 技術委員会活動報告では、自治体関連向け情報部会は基盤地図情報スパイラルアップ、地方公会計・公営会計。営業トークするための技術整理部会が写真解析・点群処理、オープンデータ。技術開発・モバイル端末活用部会は地理院地図などの発表がされた。

ほかに、マルチコプタ―の現状や大規模点群データを使用した解析機能なども紹介された。

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