県企業局が分譲している阿見東部工業団地(阿見町星の里)に、(株)ジョイフル本田のグループ企業である(株)ホンダ産業(阿見町若栗大砂3418-110、本田理代表)がリース方式で進出することが決まり、27日に県と契約した。
同社は物流倉庫2棟および事務所(延べ3086㎡)を建設する。来月にも着工し、今年5月に操業開始の予定。施工は自社で行う。
立地する場所は、同工業団地の5号画地の1万5000㎡。賃貸(リース)期間は10年間(10年間の延長可)で、年間賃料は1万4445円(1㎡あたり963円)。
ホンダ産業は、ジョイフル本田の関連会社として昭和60年に設立。広告業や建設業、小売業、飲食業、サービス業などを事業展開している。
ここ数年は、特に小売部門(アート・クラフト専門店のJOYFUL-2など)の出店を増やしており、商品も海外からの直輸入が多く、数も増加しているため保管場所を探していた。
そこで、近隣の阿見東部工業団地に倉庫を建設することを計画。県と協議を重ね、リース契約を結んだ。
今後は、建築確認などの手続きを進め、早ければ来月にも可能な部分から着工する。操業開始は今年5月を予定している。施工・施工監理は自社で行う。投資額は1億円から1億3000万円ほどを見込んでいるという。
阿見東部工業団地は、開発面積64・7haで、工場敷地は50・5ha)。これまで、小川香料(株)が平成13年に進出(5・0ha)し操業しているほか、昨年には(株)エリート印刷の立地も決定。
ホンダ産業が3社目の進出で、同工業団地へのリース方式での進出は初めてとなる。