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群馬県中之条町

四万川ダム土捨て場・利用で検討

2005/01/28 群馬建設新聞

 中之条町は、四万温泉協会とブノウ沢検討委員会を実施、四万川ダムの土捨て場の跡地の利用について協議を進めている。

 同委員会は、四万川ダム建設に伴って発生した大量の残土によって形成された跡地(平面部分約4ha)について、様々な角度から検討、今後の跡地利用を考えるために設立され、年4~5回会合がもたれている。現在も地元住民からの意見を参考に検討を進めている。

 具体的な提案として、住民からは、管理釣り場や公園、町営住宅、宅地分譲地などの意見が数多く出されているが、具体的な実施計画には、至っておらず、現在のところ未定。ただ、同町では、地域活性化という意味で利用の方向性を考えており、また現在、盛土となっている土捨て場の地盤強度を高めるため、もみじ等を植えている。このような観点からも大型事業が期待でき、今後の動向が注目される。

 四万川ダムは、上信越高原国立公園内に位置し、11年6月に完成。提高89・5m、堤頂長330m、堤体積51万6000立方mの重力式コンクリートダムとなっている。



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