本庄市・児玉町合併協議会は28日の第2回会議で、財政計画を除く新市建設計画案を説明、承認を得た。今後、県との事前協議に入る。主要事業では、生活基盤や都市基盤整備、商工業の立地促進、さらに本庄新都心地区は、まちづくりの拠点として早期整備に努めるとした。また、学校教育施設に関しては、改築、耐震化や給食施設改築も盛り込んでいる。
道路整備に関しては、新市内の基幹道路網の整備に取り組む。また市街地内の街路なども進め、円滑に移動できる条件を整える。さらに、主要鉄道駅周辺には、駐車空間を確保し、鉄道と自動車交通の有機的連携を促進する。
本庄早稲田駅周辺は、土地区画整理事業などの開発により、新市のまちづくりの拠点として早期に整備を進める。また、産業業務拠点などへの、事業所やサービス機関などの業務機能の立地誘導を図る。
本庄地方拠点都市地域の整備地区では、既存公共施設の活用とともに、新たな公共施設の立地促進、施設機能を誘導するなどの整備を促進する。
学校教育分野では、小中学校校舎の改築、耐震化と給食施設の改築などを示した。ちなみに、児玉中学校の改築計画があるほか、本庄でも改築を想定する学校がある。給食施設は、本庄はセンター、児玉は自校と方式は異なるが、老朽化施設が見られている。
行政改革への取り組みでは、効率的な行財政運営を図るため、PFIなど民間資金活用による社会資本整備などの先進的手法を検討する。
環境分野では、リサイクルなど廃棄物を資源として再利用する取り組みを推進する。さらに、太陽光などの新エネルギーを活用する。