記事

事業者
長野県千曲市

立地適正化計画の方針案、集約型都市構造実現へ

2016/07/27 長野建設新聞

 千曲市が立地適正化計画策定方針の案をまとめた。立地適正化計画は、居住・医療・福祉・商業、公共施設など都市生活に必要な施設の基本的な配置を定めるもの。市では計画を策定することで、効率的な都市基盤整備や機能集積、まちなか居住促進、公共交通網再編など持続可能な集約型都市構造の実現を目指す考え。計画目標年は2040年とする。今後は誘導区域や誘導施策の検討を進め、年度内に計画を策定する方針。

 計画におけるまちづくりの方針は▽コンパクトな市街地の形成▽まとまりのある都市機能・都市施設の形成▽公共交通ネットワークによる利便性の確保‐。

 一定のエリアにおいて人口密度を維持することで生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう「居住誘導区域」を設定し、そのエリアにおいて、医療・福祉・商業など都市機能を誘導し集約する「都市機能誘導区域」を設定する。同区域は拠点区域であり、鉄道駅に近い地域、都市機能が充実している区域、アクセスの利便性が高い区域で設定される。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら