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稲敷市が9月補正予算案で江戸崎第2保育所解体に4337万円

2016/09/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 稲敷市(田口久克市長)の9月補正予算案が明らかになった。主なものでは、江戸崎第2保育所解体事業に4337万5000円、江戸崎体育館の大規模改修に向けた実施設計に1492万6000円、空家等に関する適正管理事業に2カ年継続費で994万8000円(2016年度=520万4000円、17年度=474万4000円)、あずま北小学校の児童クラブ整備事業に865万7000円を盛り込んでいる。

 一般会計全体に2億6457万1000円を追加し、当初からの総額を215億4095万6000円とする。市議会定例会は9月30日まで開かれる予定。

 まず総務費では、庁舎再編の一環で新設する桜川地区センター(須賀津208-1)の会議用テーブルやイスなどの備品に1884万1000円を計上。なお、同センターの建設工事は8月9日に公告となったが、急きょ建設地の路盤材の分析調査が必要となったため中止となった。予定価格は税抜き3億7000万円だった。

 空家等に関する適正管理事業には2カ年継続費で994万8000円を設定し、本年度に空家実態調査(520万4000円)、来年度に対策計画策定(474万4000円)に取り掛かる。対象は約1200棟。10月下旬~11月にも発注となる。

 また、コミュニティ・地域づくり事業で九軒共同利用施設(柴崎3614)の空調設備更新に向けた設計に49万7000円を予算化。工事は来年度に予定。

 民生費では、認定こども園えどさき(高田930-1)に移った江戸崎第2保育所(江戸崎乙482-1)の施設解体に合計4337万5000円。騒音調査や測量に364万円、実施設計に161万円、解体工事に3732万5000円を配分している。園舎はW造平屋、約960㎡。工事は年内~年明け早々にも公告となる見通し。

 あずま北小学校(伊佐部1673)の児童クラブ新設事業では、工事に722万円、実施設計に98万3000円、施工監理に45万4000円。現在の放送室と印刷室を改修して設置する計画。規模は約60㎡の定員35人。こちらも年内~来年1月に発注となる。

 土木費では、震災後通行止めとなっている新利根橋(上須田地内、1927年架設、L88m、W4・1m)の撤去に向けた設計に528万2000円、庁舎の西側を走る市道(江)1199号線(犬塚地内、L200m)の改良設計に216万円を措置。いずれも来年度以降に工事となる。

 そのほか、古渡水の里公園(城之内554)内のホタル水路の観察デッキ設置工事には320万8000円を充てる。

 教育費では、江戸崎体育館(荒沼3-1)の大規模改修に向けての設計に1492万6000円。施設規模は1994年築、RC造2階建て、延べ4975・63㎡。10~11月にも指名競争で発注となる。工事は来年度以降。

 ほかに、来年4月にあずま南小があずま東小(佐原下手口1)に統合することから、東小の教室改修などに向けての設計に490万4000円、トイレや照明改修についての調査・測量に282万円とした。

 さらに、結佐地内の教職員住宅の給配水設備改修に479万4000円、桜川総合運動公園(柏木4-5)の複合遊具設置工事に190万1000円を設定。

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