三条防災ステーション周辺を中心とした信濃川沿いの水辺空間が都市・地域再生等利用区域の指定を受けることとなり、三条市で16日、区域指定書の交付式が催された。指定により、公的主体や民間事業者による飲食店、売店、オープンカフェ、広告板、照明、船上食事施設など営業活動が可能となる。
国土交通省北陸地方整備局の伊藤和久河川部長から交付書を受け取った國定勇人三条市長は、「親しみやすい水辺空間として、防水だけでなく、親水でも利用させていただくこととなった」と今後の活用に対する期待を込め、あいさつした。
伊藤河川部長は、最近の台風被害に触れ、「洪水対策は本来の業務ではあるが、年間ベースでは1割ほど。地域にとって憩いの場となっている河川を普段から活用してもらいたい」とミズベリングの取り組みを紹介。
区域指定は県内で5地域目。国土交通省直轄では、新潟市のやすらぎ堤に次いで2地域目となる。
占用主体の三条市では、防災ステーション周辺で行うソフト事業やイベントで「ミズベリング三条」の名称を用い、さまざまな行事を行っていく考え。
【写真=指定書が交付された】