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【快適トイレ】10月からの導入前に事例集作成

2016/09/28 本社配信

 国土交通省は男女ともに快適に使用できる仮設トイレ「快適トイレ」を、10月以降に入札手続きを行う直轄土木工事の建設現場から原則として導入する。導入に先立ち標準仕様を満たした事例集を公表した。9月2日までに応募があった30社・68件の快適トイレが事例集に掲載されており、元請業者が現場環境に合った製品を選ぶ際に活用してもらう。また、国交省では地方自治体でも快適トイレの設置が広まることに期待を寄せている。

 快適トイレは①ハウス型②車載型③ボックス型―の3タイプがある。事例集では標準仕様のうち、推奨する仕様、付属品について標準仕様に適合している項目数で分類し、レンタル費用の安い方から順に掲載。個別事例では会社名、製品名、問い合わせ先、供給地域のほか、写真付きで製品を説明している。

 快適トイレに関する費用は月額・1基当たり4万5000円まで、男女別で設置した場合は2基まで費用計上できる。上限を超える費用は共通仮設費のイメージアップ経費の率分の中で支出可能とする。費用は事後に実費精算となる。

 なお、事例集に掲載されていない製品でも、標準仕様と備える付属品を満たせば快適トイレとして活用することができる。

 事例集は国交省ホームページ(http://www.mlit.go.jp/tec/kankyouseibi.html)を参照。

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